ハル(晴)の居る暮らし

2階に行けば、

当たり前のようにハルが居る。

「そう、僕がハルです」

今までハルは我が家から

一歩も外へ出た事がありません。

「それがどうかしたの?」

「どうも最近、お母ちゃんの

僕を見る目が変だなぁ」

「僕はどんな時もKちゃんと一緒さ」

いつかこんな日が来るとは

思っていました。

「わしわし」

あと何日、ハルがここに居るのでしょう。

「まぁ、僕が引っ越したら

お母ちゃんが会いに来たまえ」

ハルの居る当たり前の時を

大切に過ごしたいと思います。